可愛いあの子の継母になるなら、獣人大公の嫌われ妻でも構いませんわ!〜どうやら私は侯爵家の悪女のようです〜
「婚姻が決まったというのに迎えに行けず申し訳なかった。出迎えるくらいはしようと予定は立てていたのだが、町に害獣が出てしまってな」
「い、いえ、騎士の皆様やブロンズからも聞きましたし……坊ちゃまも相手してくださいましたから」
「アイリスが僕の相手をしてくれたんたよ! 楽しかった!」
慌てて握手をしたら、アリムがアイリスの前にぴょんっと割り込んできた。
(そもそもアリムっ、あなたもよっ。どうしてパパの足音を聞いていながら、ギリギリまで私と遊んだりしたのよ~!)
望んでもいなかった王命での強制結婚、やってきた妻が愛した女性との子と過ごしていたなんて、大公様の気を損ねる気がする。
「何をしていた?」
「まずはチェスの部屋に案内して、一緒にやって、それからおやつも食べたよ!」
「そうか」
アリムの返答を聞き届けたヴァンレックが、ブロンズに視線を投げた。
「ブロンズ、俺は到着した〝妻〟と少し話がある」
「かしこまりました」
ひぇ、とアイリスは毛を逆立てた猫みたいに固まった。
「い、いえ、騎士の皆様やブロンズからも聞きましたし……坊ちゃまも相手してくださいましたから」
「アイリスが僕の相手をしてくれたんたよ! 楽しかった!」
慌てて握手をしたら、アリムがアイリスの前にぴょんっと割り込んできた。
(そもそもアリムっ、あなたもよっ。どうしてパパの足音を聞いていながら、ギリギリまで私と遊んだりしたのよ~!)
望んでもいなかった王命での強制結婚、やってきた妻が愛した女性との子と過ごしていたなんて、大公様の気を損ねる気がする。
「何をしていた?」
「まずはチェスの部屋に案内して、一緒にやって、それからおやつも食べたよ!」
「そうか」
アリムの返答を聞き届けたヴァンレックが、ブロンズに視線を投げた。
「ブロンズ、俺は到着した〝妻〟と少し話がある」
「かしこまりました」
ひぇ、とアイリスは毛を逆立てた猫みたいに固まった。