可愛いあの子の継母になるなら、獣人大公の嫌われ妻でも構いませんわ!〜どうやら私は侯爵家の悪女のようです〜
一章 悪女と呼ばれている私、結婚します!
家族の元を離れたアイリスは、荷造りの準備は整っていると執事が報告し、二階の私室へと案内された。
しまわれていた私物すべてが出されていたので、持っていくものとそうでないものをまずは手早く分けていく。
メイドを寄越さないのは嫌がらせなのだろう。
(持っていきたいものなんて、そうないから別にいいけど)
服も装身具もすべてぎらついていて趣味が悪かった。執事に確認したら、アイリスの着るものはすべて親が用意していたという。
母親は、長女をよほど社交界からあぶれ者にしたかったようだ。
嫌われたくない、いつか見直してくれるかもしれない……そんな希望を胸に、『アイリス』は母親が用意したものは文句一つ言わず身に着けたのだ。
(見た目だけで騙されるなんて、とは思うけど……でもこの服を着て黙って立っていると、ものの見事に見た目だけは悪女なのよねぇ)
化粧台の上に出された小物を仕分けていたアイリスは、鏡をじっと見る。
しまわれていた私物すべてが出されていたので、持っていくものとそうでないものをまずは手早く分けていく。
メイドを寄越さないのは嫌がらせなのだろう。
(持っていきたいものなんて、そうないから別にいいけど)
服も装身具もすべてぎらついていて趣味が悪かった。執事に確認したら、アイリスの着るものはすべて親が用意していたという。
母親は、長女をよほど社交界からあぶれ者にしたかったようだ。
嫌われたくない、いつか見直してくれるかもしれない……そんな希望を胸に、『アイリス』は母親が用意したものは文句一つ言わず身に着けたのだ。
(見た目だけで騙されるなんて、とは思うけど……でもこの服を着て黙って立っていると、ものの見事に見た目だけは悪女なのよねぇ)
化粧台の上に出された小物を仕分けていたアイリスは、鏡をじっと見る。