恋は手のひらの上で
••┈┈┈┈••
会計を済ませて店を出ると、夜の通りはまだ騒がしい。

酔った声や笑い声が、あちこちから聞こえてくる。
紗英が伸びをしていた。


「まあ、さ」

麻耶が肩をすくめる。

「独身貴族でもいいけど」

目を細めて、意味ありげに笑う。

「どうせそのうち誰かに捕まるよ」

「は?捕まらねーよ」


そう言いながら歩き出す。
空を見上げたら、曇っていた。


悪くない、こんな夜も。



✧*。こんどこそ、おしまい✧*。


< 228 / 228 >

ひとこと感想を投票しよう!

あなたはこの作品を・・・

と評価しました。
すべての感想数:40

この作品の感想を3つまで選択できます。

  • 処理中にエラーが発生したためひとこと感想を投票できません。
  • 投票する

この作家の他の作品

あと30日で、他人に戻るふたり

総文字数/256,866

恋愛(ラブコメ)403ページ

表紙を見る 表紙を閉じる
それはいわゆる ドラマほど情熱的でもなく 漫画ほど急展開を迎えることもなく 少しずつ、 本当に少しずつ 距離が縮んでいく ちょっとだけ噛み合わないふたりの 不器用な恋のお話 ◇ いわくつきの部屋で 突然はじまった はじめましての男女の同居生活 日めくりカレンダー 一緒にめくってみませんか R8.5.22 完結しました
ほたる先生は振り向かない

総文字数/53,086

恋愛(ラブコメ)71ページ

表紙を見る 表紙を閉じる
ほたる先生は 絶対に振り向いてくれない。 振り向いてくれないから、 意地でも追いかける。 振り向くまで、追いかける。 迷惑そうに、呆れ顔で、 どうでもよさそうに 私にくれる言葉は 全部“ちゃんとしてる”。 こっちを向いてよ、ほたる先生。 R8.6.13 完結 公開
箱入り娘に、SPを。

総文字数/111,872

恋愛(ラブコメ)166ページ

表紙を見る 表紙を閉じる
神出鬼没な刑事さん どうせあなたは 私の父に言われるがままに 私のそばにいるだけでしょう? めんどくさいでしょう? 帰りたいでしょう? それくらい分かるんだから その愛想笑いをやめて本性を表しなさい! R7.7.11 完結しました。 ■■■ 警察関係の仕事内容は 作者の妄想でできています。 どうか生あたたかい目で見てやってください(笑) ■■■ 別作品『ボディーガードにモノ申す!』の スピンオフとなっていますが こちらから読んでも楽しめます。

この作品を見ている人にオススメ

読み込み中…

この作品をシェア

pagetop