ゴシップ記者令嬢なので婚約破棄の真実を暴いたら侯爵令息さまに付きまとわれています。邪魔です。
「とぼけないでくれ。クララが私と近しくしているのが不満だったのだろう? 彼女は慣れない学園生活と貴族社会のしきたりに戸惑っていて、助けが必要だっただけなのに」
「理解しています」
「ならば何故クララが大切にしていたハンカチが紛失する? クララは突き飛ばされ噴水に落ちたこともあるそうだ。犯人の姿は見ていないが、後で君に呼び出され私との関係を詰問されたと。何もかもキャサリンがやったんだな?」
キャサリンは驚いたように目を見開いた。
「わたくしが? クララさんとはお話したこともありませんが」
「嘘をつくな。寮生のクララには聖会が小間使いをつけているが、その者もキャサリンに呼ばれたと証言している」
「おかしいですわ、それはいつのことですの。わたくしには覚えがありません」
「……日時はわかるね、クララ」
ローランド王子にうながされたクララはなんとか呼吸をととのえると、小さな声でつぶやいた。
「先週金曜日、午後四時頃のことです」
「……先週金曜日? わたくしは放課後すぐに学園を離れたはずですわ」
「そんなはずはない。その日、君を迎える馬車が来なくて不思議に思った記憶があるぞ」
ローランド王子は追及の手をゆるめなかった。
キャサリンが視線をそらし、口ごもる。これはキャサリンが嘘をついているのかと皆が息を呑んだ時、ズバリと言う声が響いた。
「理解しています」
「ならば何故クララが大切にしていたハンカチが紛失する? クララは突き飛ばされ噴水に落ちたこともあるそうだ。犯人の姿は見ていないが、後で君に呼び出され私との関係を詰問されたと。何もかもキャサリンがやったんだな?」
キャサリンは驚いたように目を見開いた。
「わたくしが? クララさんとはお話したこともありませんが」
「嘘をつくな。寮生のクララには聖会が小間使いをつけているが、その者もキャサリンに呼ばれたと証言している」
「おかしいですわ、それはいつのことですの。わたくしには覚えがありません」
「……日時はわかるね、クララ」
ローランド王子にうながされたクララはなんとか呼吸をととのえると、小さな声でつぶやいた。
「先週金曜日、午後四時頃のことです」
「……先週金曜日? わたくしは放課後すぐに学園を離れたはずですわ」
「そんなはずはない。その日、君を迎える馬車が来なくて不思議に思った記憶があるぞ」
ローランド王子は追及の手をゆるめなかった。
キャサリンが視線をそらし、口ごもる。これはキャサリンが嘘をついているのかと皆が息を呑んだ時、ズバリと言う声が響いた。