あの日を越えて、二度目の初恋を~最愛の彼との再会愛~
カッコよくて優しくて、頼りになる須南先輩は、あのころとちっとも変っていない。
困っている人を放っておけない性格は、きっとこの先も不変なのだと思う。
そういうところが好きだったなと、大学時代に抱いていた懐かしい恋心を思い出さずにはいられなかった。
片思いの初恋は、今も私の中で美しい記憶として残っている。
しばらくすると警察官がやって来て、ひったくりに遭ったときの状況を聞かれた。
犯人の服装は答えられたが、人相は顔を見ていないのでわからない。
盗られたものはチャコールグレーのバッグだと伝えた。中に財布が入っていたことも。
「彼女、左手をケガしているんです。先に病院へ行かせてください」
被害届などの調書を作るため、警察署へ行く必要があると言う警察官に対し、須南先輩がそう答えた。
私がきちんと立っていられるよう、うしろからそっと腕を支えてくれる彼は、まるでヒーローみたいだ。
「向こうの駐車場に車を停めてるんだ。歩ける?」
「え、車で……病院に?」
「もちろん。付き添うよ」
まさか須南先輩の車に乗せてもらえる日が来るなんて、思ってもみなかったな。
大学生のころは、勇気を出して話しかけに行っても、ドキドキして空回りしてばかりだったのを思い出す。
困っている人を放っておけない性格は、きっとこの先も不変なのだと思う。
そういうところが好きだったなと、大学時代に抱いていた懐かしい恋心を思い出さずにはいられなかった。
片思いの初恋は、今も私の中で美しい記憶として残っている。
しばらくすると警察官がやって来て、ひったくりに遭ったときの状況を聞かれた。
犯人の服装は答えられたが、人相は顔を見ていないのでわからない。
盗られたものはチャコールグレーのバッグだと伝えた。中に財布が入っていたことも。
「彼女、左手をケガしているんです。先に病院へ行かせてください」
被害届などの調書を作るため、警察署へ行く必要があると言う警察官に対し、須南先輩がそう答えた。
私がきちんと立っていられるよう、うしろからそっと腕を支えてくれる彼は、まるでヒーローみたいだ。
「向こうの駐車場に車を停めてるんだ。歩ける?」
「え、車で……病院に?」
「もちろん。付き添うよ」
まさか須南先輩の車に乗せてもらえる日が来るなんて、思ってもみなかったな。
大学生のころは、勇気を出して話しかけに行っても、ドキドキして空回りしてばかりだったのを思い出す。