あの日を越えて、二度目の初恋を~最愛の彼との再会愛~
大学生になるまでまったく恋をしなかったのかと問われれば、誰かをカッコいいなと俯瞰で見ることはあった。だけど、恋だと自覚する人はいなかった。
視界に入るだけで目が離せなくなったり、話すだけで胸がドキドキしたりしたのは、大学で出会った須南先輩が初めてだったのだ。
テーブルに置いていたスマホからピコンというメッセージの着信音が聞こえた。
画面を確認すると、送り主は須南先輩で、『大丈夫か?』と書かれてある。
「ねぇ、もしかして?」
「うん。須南先輩から。心配してくれているみたい」
「へぇ」なんて相づちを打ちながら、董子がニヤニヤとした笑みを向けてくる。
それを横目で見ながら、『昨日に引き続き、今日もありがとうございました。本当に感謝しています』と返信を打ち込んで送った。
「私もうれしいよ」
「え?」
「元カレのこと、意外と早く忘れられそうじゃない?」
言われてみればそのとおりだ。直後にバッグをひったくられ、ケガを負うという衝撃的な出来事が続いたとはいえ、康史との別れからくるショックは驚くほどマシになっている。
すべて須南先輩のおかげだ。ドン底状態の情けない私に同情した彼が寄り添ってくれたからだと考えたら、ストンと腑に落ちた。
「よかったね。頼れる人が現れて」
董子はそんなふうに元気づけてくれたけれど、私は曖昧な笑みを浮かべた。
視界に入るだけで目が離せなくなったり、話すだけで胸がドキドキしたりしたのは、大学で出会った須南先輩が初めてだったのだ。
テーブルに置いていたスマホからピコンというメッセージの着信音が聞こえた。
画面を確認すると、送り主は須南先輩で、『大丈夫か?』と書かれてある。
「ねぇ、もしかして?」
「うん。須南先輩から。心配してくれているみたい」
「へぇ」なんて相づちを打ちながら、董子がニヤニヤとした笑みを向けてくる。
それを横目で見ながら、『昨日に引き続き、今日もありがとうございました。本当に感謝しています』と返信を打ち込んで送った。
「私もうれしいよ」
「え?」
「元カレのこと、意外と早く忘れられそうじゃない?」
言われてみればそのとおりだ。直後にバッグをひったくられ、ケガを負うという衝撃的な出来事が続いたとはいえ、康史との別れからくるショックは驚くほどマシになっている。
すべて須南先輩のおかげだ。ドン底状態の情けない私に同情した彼が寄り添ってくれたからだと考えたら、ストンと腑に落ちた。
「よかったね。頼れる人が現れて」
董子はそんなふうに元気づけてくれたけれど、私は曖昧な笑みを浮かべた。