最低で大嫌いなあなた、結婚してください
「じゃあ理由を教えて。『重たい女』なんて思わないから」
「うぅ……」
鞠花はしばらく迷っていたが、おずおずと白状した。
「……上手っていう事は、慣れてる訳じゃないですか……。だから……」
「……嫉妬した?」
耳元で囁かれ、鞠花は真っ赤になって頷く。
すると修吾はクスッと笑い、鞠花の頬にキスをした。
「……嬉しい」
修吾は彼女を抱き締め、体をユラユラと左右に揺らす。
「嫉妬するぐらい、俺の事が好きだと思っていい?」
「え?」
恋愛感情に鈍く、いまだ修吾への思いを整理しきれていない鞠花は、しばし戸惑って言葉を失う。
今まで修吾とデートを重ね、『女性慣れしているな』と感じた事は何度もあった。
そのたびに、『彼は美形の経営者だし、モテないはずがない』と言って自分を諫め、修吾が付き合ってきたであろう美女たちに比べれば、自分は珍獣と言っていいほど〝普通〟である事を自覚していた。
だから欲を見せてはいけない、自分を特別だと思ってはいけないと言い聞かせてきた。
なのに、修吾は鞠花の嫉妬を認め、喜んでいる。
(いいのかな。……このまま彼を好きになってもいいんだろうか)
ずっと修吾との付き合いに戸惑い続けてきた鞠花は、初めて自分にひとまずのスタートを許せる気がした。
「…………そう、…………なの、かも……」
俯いたまま答えた鞠花は、じわ……と頬を赤らめる。
修吾はそれを見て「可愛い」と呟き、またこめかみにキスをしてきた。
「今までハッキリ言わなかったかもしれないが、ちゃんと言う。恋人になろう」
「えっ?」
予想外に直球な言葉をもらい、鞠花は驚いて声を漏らす。
「俺は今までとても不誠実な付き合いをして、君の知る通り恨まれて襲われかけた。でも今、鞠花に抱いている感情は、他の女性に向けたものとはまったく違う。今までのクズを卒業して、君のためにまともな男になると誓う。だから……」
修吾は鞠花の手を握り、熱っぽい目で見つめてくる。
こんな風に男性に迫られた事のない鞠花は、頬の熱を自覚しながら視線を逸らした。
「うぅ……」
鞠花はしばらく迷っていたが、おずおずと白状した。
「……上手っていう事は、慣れてる訳じゃないですか……。だから……」
「……嫉妬した?」
耳元で囁かれ、鞠花は真っ赤になって頷く。
すると修吾はクスッと笑い、鞠花の頬にキスをした。
「……嬉しい」
修吾は彼女を抱き締め、体をユラユラと左右に揺らす。
「嫉妬するぐらい、俺の事が好きだと思っていい?」
「え?」
恋愛感情に鈍く、いまだ修吾への思いを整理しきれていない鞠花は、しばし戸惑って言葉を失う。
今まで修吾とデートを重ね、『女性慣れしているな』と感じた事は何度もあった。
そのたびに、『彼は美形の経営者だし、モテないはずがない』と言って自分を諫め、修吾が付き合ってきたであろう美女たちに比べれば、自分は珍獣と言っていいほど〝普通〟である事を自覚していた。
だから欲を見せてはいけない、自分を特別だと思ってはいけないと言い聞かせてきた。
なのに、修吾は鞠花の嫉妬を認め、喜んでいる。
(いいのかな。……このまま彼を好きになってもいいんだろうか)
ずっと修吾との付き合いに戸惑い続けてきた鞠花は、初めて自分にひとまずのスタートを許せる気がした。
「…………そう、…………なの、かも……」
俯いたまま答えた鞠花は、じわ……と頬を赤らめる。
修吾はそれを見て「可愛い」と呟き、またこめかみにキスをしてきた。
「今までハッキリ言わなかったかもしれないが、ちゃんと言う。恋人になろう」
「えっ?」
予想外に直球な言葉をもらい、鞠花は驚いて声を漏らす。
「俺は今までとても不誠実な付き合いをして、君の知る通り恨まれて襲われかけた。でも今、鞠花に抱いている感情は、他の女性に向けたものとはまったく違う。今までのクズを卒業して、君のためにまともな男になると誓う。だから……」
修吾は鞠花の手を握り、熱っぽい目で見つめてくる。
こんな風に男性に迫られた事のない鞠花は、頬の熱を自覚しながら視線を逸らした。