【完結】魔力0の訳あり王女、最狂につき取り扱い注意
「アナベル様、大丈夫ですか?」
「……意味がわからない。どうしてよ」
「ア、アナベル様?」
「このわたくしの力が……必要ないというの?」
俯いたまま呟く言葉を止めることはできなかった。
押さえつけても出てくる黒い気持ちは止めることができない。
(わたくしの力が必要ないなんてありえないでしょう!?)
アナベルは無意識に拳を握りブルブルと震えていた。
怒りから頭が真っ白になり息が荒くなっていく。
侍女たちも初めて見るアナベルの表情に戸惑っているようだ。
何か言っているような気がしたが、まったく耳に届かない。
「必要ありません」
「────ッ!」
シャルレーヌのとどめを刺すような一言にアナベルの中で何かが切れた。
──パンッ!
手のひらがじんと痺れるように痛んだ。
ホワイトゴールドの長い髪が揺れて、後ろからは侍女の引き攣ったような声が聞こえた。
気づいた時には勝手に腕が動いていたのだ。
「あっ……」
髪の隙間からはストロベリーピンクの瞳がこちらを鋭く睨みつけていた。
その目を見た瞬間、全身が硬直して動けなくなった。
頭の中を駆け巡る恐怖に何もできずにいたのだ。
「……意味がわからない。どうしてよ」
「ア、アナベル様?」
「このわたくしの力が……必要ないというの?」
俯いたまま呟く言葉を止めることはできなかった。
押さえつけても出てくる黒い気持ちは止めることができない。
(わたくしの力が必要ないなんてありえないでしょう!?)
アナベルは無意識に拳を握りブルブルと震えていた。
怒りから頭が真っ白になり息が荒くなっていく。
侍女たちも初めて見るアナベルの表情に戸惑っているようだ。
何か言っているような気がしたが、まったく耳に届かない。
「必要ありません」
「────ッ!」
シャルレーヌのとどめを刺すような一言にアナベルの中で何かが切れた。
──パンッ!
手のひらがじんと痺れるように痛んだ。
ホワイトゴールドの長い髪が揺れて、後ろからは侍女の引き攣ったような声が聞こえた。
気づいた時には勝手に腕が動いていたのだ。
「あっ……」
髪の隙間からはストロベリーピンクの瞳がこちらを鋭く睨みつけていた。
その目を見た瞬間、全身が硬直して動けなくなった。
頭の中を駆け巡る恐怖に何もできずにいたのだ。