光王子と月夜のシンデレラ
そこに居たのは、なぜか学食のトレーを持った今宮くんだった。
「ちょっと来て」
「へ?」
昨日のみなとみらい駅のデジャブかのように、無言で進む今宮くんに慌ててついて行く。
着いた先は、すぐ近くの空き教室。
今宮くんはトレーを机に置き、少し離れた席に座った。
「これ……」
「さっき頼んどいた。食べたら?」
「あ、ありがとう……」
目の前のトレーにはオムライス……恐らく私が作ったやつだ。
急いで作っていたからちょっと見た目はイマイチだったかな、なんて反省していると。
「ふっ、自分が作ったものだから食べづらいの?」
「あ、いえ、ちょっと反省を……って、え!?私が作ったって……」
「わかるよ、さっき俺も食べたし。元々の学食の味は知らないけど、これは佐倉さんの料理。何となくわかる」
「……なんですか、それ」
「ずっと頑張ってて、何も食べてないでしょ。昨日俺に言ったんだから、ちゃんと食べ……」
疲れているのかな、なぜか一気に感情がぐわっと上がってきて、気づけば涙でうっすら視界が歪んでいた。
「え……何、嫌いだった?」
「違う、違うの……ごめん。なんか……嬉しくて。目立ちたくない、誰にも私を認識してもらわなくていいって思ってたのに……今宮くんが気づいてくれたのが、頑張ったって言ってくれるのが嬉しくて……」
「……」
「でも同時に……やっぱり私誰かに認識してほしかったのかな、とも思えてきて……恥ずかしさとか色々こみ上げてきて。ごめんなさい」
私は何を言っているのだろう。たったこれだけのことなのに、感情がグチャグチャだ。
でもそんな私の話を、今宮くんは静かに聞いてくれている。
「……まあ、あんた基本的に人が好きだもんな」
「へ?」
「ちょっと来て」
「へ?」
昨日のみなとみらい駅のデジャブかのように、無言で進む今宮くんに慌ててついて行く。
着いた先は、すぐ近くの空き教室。
今宮くんはトレーを机に置き、少し離れた席に座った。
「これ……」
「さっき頼んどいた。食べたら?」
「あ、ありがとう……」
目の前のトレーにはオムライス……恐らく私が作ったやつだ。
急いで作っていたからちょっと見た目はイマイチだったかな、なんて反省していると。
「ふっ、自分が作ったものだから食べづらいの?」
「あ、いえ、ちょっと反省を……って、え!?私が作ったって……」
「わかるよ、さっき俺も食べたし。元々の学食の味は知らないけど、これは佐倉さんの料理。何となくわかる」
「……なんですか、それ」
「ずっと頑張ってて、何も食べてないでしょ。昨日俺に言ったんだから、ちゃんと食べ……」
疲れているのかな、なぜか一気に感情がぐわっと上がってきて、気づけば涙でうっすら視界が歪んでいた。
「え……何、嫌いだった?」
「違う、違うの……ごめん。なんか……嬉しくて。目立ちたくない、誰にも私を認識してもらわなくていいって思ってたのに……今宮くんが気づいてくれたのが、頑張ったって言ってくれるのが嬉しくて……」
「……」
「でも同時に……やっぱり私誰かに認識してほしかったのかな、とも思えてきて……恥ずかしさとか色々こみ上げてきて。ごめんなさい」
私は何を言っているのだろう。たったこれだけのことなのに、感情がグチャグチャだ。
でもそんな私の話を、今宮くんは静かに聞いてくれている。
「……まあ、あんた基本的に人が好きだもんな」
「へ?」