光王子と月夜のシンデレラ
◆月の章①闇王子と月夜のシンデレラ
放課後、一度家に帰った私はロンTにズボンに小さな斜めがけカバンという最小限の格好で、みなとみらい駅の改札へ足取り重く向かっている。
昨日の「クエスト」終わり、1対3で囲まれている人を見かけた。
基本的に普段は他の人に関わらないようにするのだけれど、昨日のその人は意図的に攻撃をしていないようで。
やられちゃう……本能的にそう感じて、相手や状況を深く確認することなく反射的に飛び出した。
まさか、それが今宮くんだったなんて……
改札に着くと、そんな今宮くんがすでに居た。
うう……遠目で見てもかっこいい。白シャツにカーディガン羽織っているだけなのに、やっぱりキラキラ王子だ。
こんな理由でなく、普通の待ち合わせだったらどんなにいいことか。
モダモダしている間に、いつの間にか今宮くんが近づいて来てくれていた。
「来てくれたんだ」
「脅したのはそっちじゃないですか」
「はは、そうだな」
あ……こんな顔で笑うんだ。
なんというか……学校とはまた違う、素の今宮くんを見た気分。素なんて知らないので想像だけれど。
「さて、行こっか。時間もないし」
「……え。時間ないってどういう……」
聞く間もなく今宮くんはどこかへ向かって歩き出した。
慌てて私も追いかける。
小走りする必要があったのは最初だけで、あとは今宮くんが合わせてくれたのか、いつも通りの速度で歩くことができた。
ただ、今の私にはそんなことにときめいている余裕はない。
一体、どこに行くの……!?
昨日の「クエスト」終わり、1対3で囲まれている人を見かけた。
基本的に普段は他の人に関わらないようにするのだけれど、昨日のその人は意図的に攻撃をしていないようで。
やられちゃう……本能的にそう感じて、相手や状況を深く確認することなく反射的に飛び出した。
まさか、それが今宮くんだったなんて……
改札に着くと、そんな今宮くんがすでに居た。
うう……遠目で見てもかっこいい。白シャツにカーディガン羽織っているだけなのに、やっぱりキラキラ王子だ。
こんな理由でなく、普通の待ち合わせだったらどんなにいいことか。
モダモダしている間に、いつの間にか今宮くんが近づいて来てくれていた。
「来てくれたんだ」
「脅したのはそっちじゃないですか」
「はは、そうだな」
あ……こんな顔で笑うんだ。
なんというか……学校とはまた違う、素の今宮くんを見た気分。素なんて知らないので想像だけれど。
「さて、行こっか。時間もないし」
「……え。時間ないってどういう……」
聞く間もなく今宮くんはどこかへ向かって歩き出した。
慌てて私も追いかける。
小走りする必要があったのは最初だけで、あとは今宮くんが合わせてくれたのか、いつも通りの速度で歩くことができた。
ただ、今の私にはそんなことにときめいている余裕はない。
一体、どこに行くの……!?