光王子と月夜のシンデレラ
「わぁ……」

ホールに足を踏み入れると、まるで異世界のようなきらびやかな空間に驚く。
壁沿いにビュッフェスタイルの料理が並び、クラシックの音楽が流れ、中央で生徒や先生が食べながら談笑するスペースになっている。
もうすでに多くの生徒が集合していて、確かにみんな私のような格好である。

舞踏会もあながち間違ってないな……

校長先生のお話が始まった。
この隙に、視線だけを動かして会場内を観察する。

間違え3つ……どういうことだろう。
今のところ分かりやすい間違えはない。

あ……今宮くんだ。

見かけないなと思っていたけれど、ようやく見つけられた。
黒いスーツに、光沢のあるシルバーのネクタイが似合っていてかっこいい。

今宮くんの試験内容がわからない以上、やっぱり下手なことはできない。
自分からは動かずに様子を見よう。


「ではクリスマスパーティーのスタート!各々ゆっくり楽しんでくれ」

校長先生のお話が終わり、パーティーが始まる。
終了は約4時間後の15時。
それまで誰にもバレないように、3つの間違えを探さなきゃ!

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