履歴書からの一目惚れ〜若き社長は小悪魔メイクがお気に入り〜

「えーっと本当に佐川?」

「失礼ね(笑)メガネ外してちょっと化粧しただけよ、生島くんもさ、白鳥さんが気になるなら別に予定をズラしても白鳥さんと幹事をするべきだったわね」

「うーん、まあ気になるっちゃ気になるけど…万珠って社長といい感じだし、俺、他の男とも一緒にいるとこ見てんだよな」

「もう諦めてるんだ」

「諦めるとは違うけど、まだ自分の気持ちがはっきりしないだけさ(笑)」

「そうなんだ…」

「佐川って白鳥と仲良かったっけ?」

佐川は考えていた。

「うーん良くも悪くもないけど羨ましかったの、私は秘書希望だったのに容姿で白鳥さんが選ばれたのかなって思っていて…でもそうじゃなかったのよ、語学」

「容姿なら最初からその格好でよかったんじゃ…」

「後でそう思ったけどあまり目立つの好きじゃなくて…私、はっきり言っちゃうからね、意外と何事も穏便にいきたいのよ(笑)」

「ハハッ、もう無理だろ、その格好に変えたのは白鳥の為だろ?」

「そ、そんな事ないわよ、みんな平等であるべきでしょ…それに来れなくて寂しそうだったし」

「そっか、冷たそうに見えたけど案外人思いなんだな、やっぱり見た目で判断しちゃいけないよな、で、どう?二次会行く?」

「行かない!」

「そっか、また白鳥が帰ってきたら飲みに行こうぜ」

生島くんは席を離れた。

食事をしていると次から次へ声がかかりやっぱり見た目なのねと思う佐川だった。
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