履歴書からの一目惚れ〜若き社長は小悪魔メイクがお気に入り〜

「あの、慧くん、1つだけ聞いてもいい?」

「ん?何だ」

「安達さんとはどっちから別れたの?」

「安達か…うーん俺かな、あんまり記憶がないけど…」

「じゃあ、安達さんが慧くんを好きなままかも知れない?付き合う事になったのも安達さんから?」

「そうだな、もう6年以上だからそれはないんじゃないか?」

「万珠はね、安達さんは慧くんの事を好きだと思うのね、でも自分の気持ちを封印してまでcuteの為に仕事をしてると思っていて…」

「なぜ?」

「開発部にいないから…1度聞いた事があるの、その時は社長の近くにいる方が仕事しやすいみたいな感じだったの」

「昔はな…安達が最初に秘書だったんだ、三浦が来るまではな、その時に希望を聞いたらそのままがいいと言うからずっとそのままだ」

「そうだったんだね、最初は慧くんの秘書だったんだ…女のプライドかな…」

「ん?」

「ううん、教えてくれてありがとう」

「いや、嫌な事言われたら言えよな、ちなみに安達とは寝てないから」

「嘘」

「本当だ、信じろ、キスどまりだ、それはすまん」

万珠はじっと慧介の目を見た。

「わかった…信じる、だから万珠にキスをたくさんちょうだい(笑)」

「もちろん、いくらでも(笑)」

慧くんはぎゅーっと抱きしめてくれた。

その日は2人の大好きなピザを宅配してもらい、明日買い物に行くことに決めたのだった。
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