履歴書からの一目惚れ〜若き社長は小悪魔メイクがお気に入り〜
「万珠が同期会に来れなかったからさ、生島とまた計画するからな、男子も1名来れなくてな」
「ありがとう」
バイバイと手を振り、企画課へ
阿部さんも席にいてお土産を渡すと
「あっ、ありがとう」と笑ってくれた。
フランスってどうだった?と少し興味を持ってくれて久しぶりに話せた。
後は開発部と、生産部を周り、総務部に戻ってきた。
「佐川さん」
万珠が声をかけると顔をあげた。
「あっ、おかえりなさい」
「ただいま、コンタクトにしたの?」
「コンタクトは元々してたの、メガネがダテめがねだったんだけど外しただけ」
「でも髪の毛も少し色を明るくしたよね」
「よくわかったね、誰も気づかなかったのに」
「わかるよ、綺麗にカットもされてるし」
また話そうねと次は経理に行き、富岡さんは席を外していた。
付箋紙に書き、机に置いて、万珠はお土産を配り終わった。
自分の席に戻ると安達さんと三浦さんにも渡し、副社長にも渡してやっと席に座った。
「お疲れ様、全員になんてよかったのに」
「前回はお土産は買わなかったそうですが、今回は商談の成功も会社のホームページに載ってるから全員に買うと社長が…」
「なるほどね、早速食べちゃお」と安達さんはお土産のマカロンを口に入れた。
「美味しいわよ、ありがとう」
「よかったです」
あっという間にお昼になり、万珠はいつものフリースペースでおにぎりを出した。
今日は2個のおにぎりだ。
慧くんが万珠のお昼事情を聞いて2個作っていいよと言ってくれた。
お弁当にしてもいいし、外食もしてもいいと甘い言葉をいただいたがまずはおにぎり2個から始める事にしたのだ。
今日は慧くんは上層部会議で帰りは遅くなる。
万珠は親友の小夜に連絡をして仕事帰りに会うことを約束していた。
「白鳥さん」
万珠が顔を上げると佐川さんが立っていた。