履歴書からの一目惚れ〜若き社長は小悪魔メイクがお気に入り〜
慧くん?

仕事が終わり、小夜との待ち合わせに駅まで歩く。

この間会ったカフェで待つ万珠。

「お待たせ〜」小夜がやってきた。

「やっほー」

早速夕食を頼んで小夜にお土産を渡す。

雑貨屋さんでエッフェル塔のトートバッグと会社に配ったマカロンを渡した。

「ありがとう〜すごいねパリに出張なんて」

「万珠もびっくりだし、疲れたし、でも楽しかったし、婚約した!」

「ち、ちょっと最後は聞き捨てならないけど?」

「だから社長と結婚を前提にお付き合いをすることになったの」

「そんな、サラッと言う事じゃないでしょ、婚約ってなったら親とかどうなの?反対とかされないの?」

「すぐに結婚するわけじゃないからなぁ…まあそれくらい真剣に付き合うって事じゃないかな」

「そういう事か…でも早い」

「万珠はもう幸せでニヤけちゃうんだよ」

万珠は食べながらもにやけてしまうのだ。

「相手は何歳?」

「26歳、今年27、まだ誕生日知らないや」

「全く」

「26歳ならお金持ってるなら結婚考えてもいい歳だけど」

「持ってるよ、でも会社にバレたらお金目当てとか言われるのわかってんだー」

「隠すの?」

「まだ何も決まってないの」

「うちの銀行でも業務提携は話題になってたよ」

「これから忙しくなるんだよ〜今日も会議で遅いし、あっ、一緒に住むかも」

「だから早い(笑)不安じゃない?事業が上手くいかなかったらとか」

「さすが行員だね、でももし事業がダメでも一緒にいる覚悟は万珠はあるよ、育った環境も似てるんだよね、社長の親も社長だし」

「価値観は合うのね」

「うん、食の好みも合うしね」

「良かったね、万珠」

「うん、ありがとう」
< 133 / 158 >

この作品をシェア

pagetop