履歴書からの一目惚れ〜若き社長は小悪魔メイクがお気に入り〜
慧くん?
仕事が終わり、小夜との待ち合わせに駅まで歩く。
この間会ったカフェで待つ万珠。
「お待たせ〜」小夜がやってきた。
「やっほー」
早速夕食を頼んで小夜にお土産を渡す。
雑貨屋さんでエッフェル塔のトートバッグと会社に配ったマカロンを渡した。
「ありがとう〜すごいねパリに出張なんて」
「万珠もびっくりだし、疲れたし、でも楽しかったし、婚約した!」
「ち、ちょっと最後は聞き捨てならないけど?」
「だから社長と結婚を前提にお付き合いをすることになったの」
「そんな、サラッと言う事じゃないでしょ、婚約ってなったら親とかどうなの?反対とかされないの?」
「すぐに結婚するわけじゃないからなぁ…まあそれくらい真剣に付き合うって事じゃないかな」
「そういう事か…でも早い」
「万珠はもう幸せでニヤけちゃうんだよ」
万珠は食べながらもにやけてしまうのだ。
「相手は何歳?」
「26歳、今年27、まだ誕生日知らないや」
「全く」
「26歳ならお金持ってるなら結婚考えてもいい歳だけど」
「持ってるよ、でも会社にバレたらお金目当てとか言われるのわかってんだー」
「隠すの?」
「まだ何も決まってないの」
「うちの銀行でも業務提携は話題になってたよ」
「これから忙しくなるんだよ〜今日も会議で遅いし、あっ、一緒に住むかも」
「だから早い(笑)不安じゃない?事業が上手くいかなかったらとか」
「さすが行員だね、でももし事業がダメでも一緒にいる覚悟は万珠はあるよ、育った環境も似てるんだよね、社長の親も社長だし」
「価値観は合うのね」
「うん、食の好みも合うしね」
「良かったね、万珠」
「うん、ありがとう」