履歴書からの一目惚れ〜若き社長は小悪魔メイクがお気に入り〜
仕事が終わると万珠は美紅とロッカーで着替えて会社近くの居酒屋へ向かった。
生島くんと岡崎くん、あと最初の同期会に来れなかった早瀬(はやせ)くんとの飲み会が行われた。
「これ、少しだけど兵庫のお土産」
万珠はみんなにお菓子を配った。
「出張が多いなぁ」
「万珠は見てるだけだから(笑)三浦さんが凄すぎて、社長くらい働いてるの」
みんな各課の事を次々に話していく。
「同期会は楽しかったの?」
「うーんまあ、顔と名前は一致したって感じかな、佐川には驚いたけど(笑)」
「だって…」
「まあこのくらいの人数が集まりやすいよな」
「万珠、美紅と今日やっと連絡先交換したの(笑)」
「万珠は同期のグループLINEに入るか?」
生島くんが聞いてくれた。
「うーん、いいや」
スマホを出した生島がスマホを伏せた。
「万珠、生島くんくらいは交換したら?一応同期のまとめ役になってるからさ」
「あー、そうなんだ、幹事をしたから?」
「無理強いはしないよ」
「もう美紅から聞くから大丈夫かな、生島くんは社内でもよく会うし、万珠がいる所は知ってるもんね」
「フリースペースで一人でおにぎり食ってる(笑)」
「もう〜たまに美紅が来てくれるから」
「コンビニに寄った時だけだけどね」
「佐川は普段は誰と食べてるんだ?」
「総務の先輩達」
「仲良いんだな」
「そうなの、意外と仲良くさせてもらってる、やっぱり歳が近いからかな、私たちの同期が今までで1番多いみたい」
2時間ほど話して解散をすることに…
「万珠、送ろうか?」
生島くんが聞いてくれた。
「万珠は近いから大丈夫」
「えっ、引越したのか?」
「うん、歩いて帰るから大丈夫よ、美紅を送ってあげて、じゃあまたね〜」
万珠は手を振って歩いて行った。