履歴書からの一目惚れ〜若き社長は小悪魔メイクがお気に入り〜
次の日の午後、該当者が会議室に集められた。
会議室には社長と副社長、三浦さんに万珠、安達さんとシステム課の担当者と企画課長
「実は1人に絞るという事が出来なかったというのが結論だ、まずは安達のテーマの初デートに行く前にcuteの商品で動画を見ながらメイクをして行くという安達の案と、白鳥は男性も女性もデート支度をして最後に香水をつけて玄関を出るという案だ」
万珠は安達さんと顔を見合せて笑った。
ホワイトボードには三浦さんがコマ割りをさっと書いていき、企画とシステムに説明をしていくのだ。
「あとはモデルですが経費削減の為に男性を社長、女性を白鳥さんにやっていただきたいと思います」
「えっ!」
「三浦、お前…」
「動画も少し見えるようにして安達さんがメイクをしている所とか入れてみてもいいかと」
「私?すっぴんになるの?」
「遠くからですからあまり目立たないかと」
「経費削減を考えると社内の人間がいいな、もしモデルを依頼してイメージに合わなかったら大変な損害になる」
副社長が珍しく発言したのだ。
そうだ、副社長は経理関係で入れたと社長から聞いたな。
「社長、白鳥さん、お二人の副業は何でしたっけ」
『モデル(笑)』
2人は目を合わせた。
「決定です!さっそくスタジオを押さえましょう、あとは企画課にお任せします」
「はい!」
CMプロジェクトが進み始めた。
「では、安達さんから先に動画撮ります」
「今?」
「出来ればお願いします」
安達さんは急いで商品開発に向かいこの前慧介に頼まれたラインナップの商品を揃えに行く。
「ちょっとした動画を作ってきました、人物は適当なAIなんですが…」
三浦はタブレットで2人に見せた。
「一晩で作ったのか?」
「いえ、なんとなく商品のアピールをモニターでするならといくつかのパターンを作っていたんです」