履歴書からの一目惚れ〜若き社長は小悪魔メイクがお気に入り〜
「この新商品の口紅をアップにするのいいですね」
万珠が言うと採用しましょうと言った。
「三浦はしばらく企画課に行っとけ(笑)」
「かしこまりました」
「でも、俺らがモデルやっていいのかな、万珠ならまだわかるが」
「お2人がモデルだから申しただけですよ、注目が集まってもらわないと困りますからね、かといって活躍中の有名モデルを使うお金は削りたい」
三浦さんは企画課に行ってきますといい会議室を出た。
「ねぇ、安達さんのラインナップでNUAGU(ニュアージュ)の怜央さんに手ほどきしてもらいたいな、実際安達さんを動画内で見ながらって事よね、ちゃんと習いたい」
「そうだな、近々髪も切りに行きたいし連絡してみるな」
1週間後にNUAGE(ニュアージュ)に仕事終わりに2人で行くことになった。
お店はもう片付けに入っていたが怜央さんがいて、美容室の裏側に案内される。
お待ちくださいと怜央さんが部屋に入っていくと爽平さんが出てきた。
『お願いします』
「慧介、何か楽しそうな事やってるな(笑)」
「いや、必死なんですよ、爽平さん」
「まぁ入れよ」
2人は個室番号1番に入って行った。
「慧介、髪色はどうする?」
「ブラウン系にしようかと…今の髪色じゃ彼女より目立ちません?」
「確かにな、じゃあ少し短めにカットしてマッシュかな」
「そうですね、若く見えるようにお願いします」
「よし、じゃあ彼女は怜央が…」
「はい、万珠さんはこちらへ」
「はい、お願いします」
慧介に軽く手を振り部屋から出ていった。
「本当の彼女と撮影するのか?」
「はい、経費を抑えるために(笑)でも付き合ってる事は内緒なんです」
「どうして?」
「彼女は新入社員なんですよ、俺が気に入って秘書にしたのでバレたらお互いに社員から信用をなくすって言われて…」
「そうだな、言われてつらいのは彼女だし、慧介が守るにしても社長としての威厳もなくなるし」
「爽平さんもそう思います?」
「思うし、わかる…俺も絶対バレないように付き合ってきたからな」
「そうですね…自重します」