履歴書からの一目惚れ〜若き社長は小悪魔メイクがお気に入り〜
「安達さんは辛かったのかも、万珠が慧くんと仲がいいから」
「付き合ってるのは恭汰さんしか知らないよ」
「万珠が慧くんの好みの顔だって前に言ってた、女の勘でなんとなくわかってる気がする」
「仕方ないだろ万珠が好きなんだし」
「慧くんが振ったんでしょ?」
「それはそうだけど理由は万珠にも言えない、安達の事を勝手に喋るのはダメだと思うから」
「わかった…もう言わない、ごめんね」
「万珠に謝らせたい訳じゃないんだが」
わかってる、おやすみと言って2人は眠った。
「はぁ…」
「大きなため息を…喧嘩でもしましたか?」
社長室で三浦に聞かれた慧介。
「喧嘩はしてないが…万珠が安達の事を気にしてる、ちゃんと万珠が好きなんだけどなぁ」
「それは仕方ないでしょう、元カノと話したのはあなたですから、黙っておけばいいものを」
「いや、でももし安達から聞くと嫌だろ?」
「過去の事は話さない方がお互いのためです」
「恭汰さんだって幼なじみとくっついたり別れたり色々あったじゃん」
「収まるところに収まったまでです、ついでに言いますが来年育休を取らせていただきます、まだはっきりとはわかりませんが頭に入れておいてください」
「ハネムーンベイビーじゃん」
「まだ病院に行ってないので確かではありません」
「忙しかったら総務に頼みなよ」
「はい」
安達さんもいなくなり秘書課は少し暇になっていた。
人は減ったはずなのに社長は外出も一人で行っている。
「白鳥さん、総務が来年度の新入社員の準備で忙しいらしいのでお手伝いをお願いしたいのですが」
「あ、はい」
「私は兵庫に行ってきますので電話は転送しといてください、直帰します」
「わかりました、いってらっしゃい」