履歴書からの一目惚れ〜若き社長は小悪魔メイクがお気に入り〜
まさかの
万珠は総務に行くと会議室にお願いしますと言われた。
「美紅〜手伝いにきたよー」
「万珠!ありがとう、資料を1枚ずつ取って綴じていってー」
「はーい」
午前中の仕事が終わると2人でフリースペースでお昼を食べた。
万珠はいつものおにぎり2個、美紅は今日はコンビニのサンドウィッチだった。
「来年度の新入社員も多いね」
「うん、来年度は店舗スタッフを採用するそうよ」
「今年は全員内勤だったもんね、店舗が増えそうね」
うんうんと昼休みを終え、午後からも総務の仕事を手伝った。
仕事が終わりスマホを見るとマネージャーから事務所に寄って欲しいとLINEがはいっていて、万珠は慧介に遅くなるとLINEを入れ、モデル事務所に行った。
「おはようございます、お疲れ様です〜」
「あっ、万珠、わざわざありがとう」
「いえ、大丈夫ですよ」
応接室に通されると1人の女性が座っていた。
「初めまして」
「初めまして」
万珠は名刺を受け取り目を見開いた。
「私、兵庫のcuteのCM動画を見させていただきました」
「はい、ありがとうございます」
「弊社のCMに出演していただきたくお願いにあがりました」
「事務所を通してもらえれば仕事はお受けしますが」
マネージャーさんの顔を見た。
「お電話させていただいたら会社員と兼業と言うことで」
「はい」
「沖縄で撮影予定なのでお休みが取れるかと言うことなんです」
「あ、なるほど…お休みは取れますが1日ですか?」
「いえ、予定は1週間です、天気の都合も考えてスケジュールをおさえてます」
「オーディションとかがあるのでは?有名なドリンクですよね」
「いえ、オーディションはありません、もちろん男性は有名人で既に決定済みですが女性は私が3名決めて良い事になったので…一応地上波ですし、本人にご確認をと思いまして」
「撮影予定は?」
「4月です」
「4月に…1週間……はい大丈夫です、お願いします」
女性は契約書を近々持ってきますと言って帰って行った。