履歴書からの一目惚れ〜若き社長は小悪魔メイクがお気に入り〜
気まずい?

近くのコンビニでおにぎりを買い、コーヒーを買ってイートインスペースで朝ごはんを食べる。

自分の家まで1度戻るのは遠くて、社長に送ってもらったが誰にも見られなかったかしら

まだ始業までには1時間もある。

「白鳥さん?」

声をかけられて振り向くと同期の佐川さんが立っていた。

「むぐっ、お、おはよう、佐川さん」

ちょうどおにぎりを口に入れたところだった。

「おはようございます、早いですね」

「佐川さんこそ」

「いきなり今週の掃除当番を先輩とすることになったので」

「えっ、そんなのあるの?」

「あるみたいですよ、ビルの掃除は業者ですが、各部署のフロアやトイレはやるそうです」

「そうなんだ」

佐川さんはコーヒーを手に万珠の隣に座ってきた。

「あの…辞令が出た時、すみませんでした」

「えっ?何が?」

「その…自分が秘書課を希望していたので羨ましくて嫌味な言い方してしまって」

「そんな事ないよ、万珠気にしてないから大丈夫(笑)」

「あ、ありがとう…」

佐川さんは少しホッとした様子だった。

「新入社員でまだ会社の事もわからないのに自分の事ばかり考えてしまって…週末に色々考えちゃいました」

そう言うと佐川さんはコーヒーを口に含んだ。
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