履歴書からの一目惚れ〜若き社長は小悪魔メイクがお気に入り〜
「総務の先輩にも秘書検定持っている人がいて…それだけで秘書課にはなれないよって聞いて、白鳥さんに失礼だったと思って…秘書課って2人しかいないんだってね」
「あー、そうね」
「三浦さんと安達さんは会社の設立の時から社長を支えてきた人だから辞めない限りは変わらないって先輩に聞いたので総務で頑張ります」
「私より詳しいじゃん(笑)私まだ何も仕事も教えてもらってないのに」
「先輩が結構話してくれました。やっぱり社長の側にいるのは羨ましいらしくて、でも安達さんには敵わないとか話していて…社長とお似合いです」
万珠はコーヒーを飲む手が止まった。
「社長とお似合いってどういう事?」
「えっ、2人はお付き合いしてると聞きました」
「そうなの?」
社長と安達さんがお付き合い…それなのに万珠を食事に誘ったの?
「そろそろ私行きますね」
佐川さんはコーヒーを飲み干して席を立った。
「あっ、うん、また後で」
万珠はにっこり笑い軽く手を振ると佐川さんはぺこりと軽く頭を下げて会社へ向かったのだった。
最低ーー
彼女がいるのに万珠と寝ようとしたなんて!
ロッカーで社長に借りたcuteのポロシャツを広げてじっと見ている万珠がいた。
「大きすぎない?」
でも自分のポロシャツは家だし…
サイズを見るとXLになっていた。
社長は高身長だからやっぱりこのサイズかぁ
でも細く見えるのに意外と筋肉はついていて…
いやいや何を思い出してんの、鏡で支度する姿はかっこよかったけども…万珠はcuteのポロシャツを着た。