履歴書からの一目惚れ〜若き社長は小悪魔メイクがお気に入り〜
マスクをして、スマホとメガネを持って総務部のフロアに行き、挨拶をして1番奥の自分の席に座った。
自分の目の前のパソコンの電源を入れて出社のボタンを押した。
メガネをかけ、安達さんに教えてもらった通りに社長と副社長のスケジュールを画面で確認する。
朝から会議か…それで朝が早かったのかな?
安達さんも出勤してきて挨拶をした。
「おはよう、ん?ポロシャツ大きくない?」
「あー、えっと…ダボッと着るのが好きなんですけど流石に大きすぎましたね」
万珠は少し苦しい言い訳になってしまったが
「そう…総務に言えば替えてくれるわよ」
「ありがとうございます」
安達さんもパソコン前に座った。
「おはようございます」
三浦が席に着いた。
『おはようございます』
万珠が来た時にはパソコンの電源が入っていたので三浦さんは出社していたのは万珠は知っていた。
「白鳥さん、これをどうぞ」
三浦さんにタブレットをもらった。
「これは?」
「社長のスケジュールの共有の為に持っていて下さい」
「パソコンは?」
「これは外出用です」
「あっ、はい、わかりました」
「あと、このアプリでしばらく勉強をお願いします」
タブレットにはビジネス英語のアプリが入っていた。
「はい」
「白鳥さんはパスポートはお持ちですか?」
「実家にあると思います」
「それでは5月中に用意をお願いします」
「はい?」
「出張です」
ポカンとしている万珠を見て、安達さんが
「三浦さん、急すぎない?新入社員に海外出張って」
「これも勉強です」
「それなら私が…いくらなんでも会社の事を知らなすぎるわ」
「社長命令なので…」
安達さんはそれ以上何も言わなくなった。