履歴書からの一目惚れ〜若き社長は小悪魔メイクがお気に入り〜
「それじゃ慧くんが決めてる何かの意味がなくなる…万珠は慧くんの邪魔はしたくない」
「会わないつもりか?」
「会社で毎日会うでしょ(笑)でも簡単に家に行かないって事」
「食事は?」
「外ならいいよ」
「でもさ、万珠とキスしたくなったらどうすればいいんだ?」
「それは慧くんが考えてよ(笑)」
「つらっ、まあ俺の都合だから仕方ないな」
「…そう…だね」
万珠はクルッと回り慧介から少し離れて店内を見て回る。
今のままじゃ絶対一線を超えてしまいそうで…待つって決めたから
しばらく1人で雑貨を見ていた。
「ねぇ、これが普通に欲しい、会社用のマグカップ」
「いいよ、買ってやる、俺も同じの…いや、今は止めておくか」
万珠と同じマグカップを手にした慧介だったが棚に戻した。
それを見ていた万珠だったが口角をあげて
「わーい、慧くんありがとう」と笑顔を作った。
まだまだ見て回りたい場所はたくさんあったが少し遅めのランチをカフェで取ることに。
2人はがっつり肉料理を注文して、神戸牛を堪能した。
「うまっ!これは帰ってから取り寄せるの決定だ、すき焼きかしゃぶしゃぶか…万珠も食べるだろ?」
「あっ、食べ物で万珠をつって家に来させる作戦だ(笑)」
「バレたか、でも一緒に食いたくね?」
「食べたいよ」
「よし!」軽くガッツポーズをする。
「あ〜、万珠って食事に弱いんだ(笑)」
「好みが一緒だしな」
「それはそうだった」
「大事な事だよ」
「うん…」
カフェを出ると食後の運動として、少しでもゆっくり2人でいれるように歩いて駅に向かった。