履歴書からの一目惚れ〜若き社長は小悪魔メイクがお気に入り〜
先輩と

「よくある事なので注意を」

「はい」

「私も外出してきますので定時になったらお帰りください、安達さんも」

「はい」

2人になってしまった。

最近安達さんがよく話してくれるようになったのだ。

「今日って用事ある?」

「今日はないです、明日は美容院に予約いれていて…」

「じゃあ食事に行かない?1週間休んだお礼をしたかったのよね」

「お礼だなんて…当たり前の事です」

「まあ、まあ、先輩に奢られなさいって」

「はい(笑)」

終業後、化粧直しをしていた安達さんは

「何が好き?」と万珠に聞いてきた。

「お肉が好きですね」

「じゃあ焼肉行っちゃうか」

「やったぁ」

万珠もcuteのポロシャツを脱ぎ、ブラウスに着替える。

安達さんは束ねていた髪を下ろし、颯爽と歩き、やっぱり綺麗な人だなぁと安達さんの後を万珠もついて行く。

すだれが降りて半個室になる焼肉屋にやってきた。

「お腹いっぱい食べてね」

「はい」

「だいぶ仕事は慣れた?」

「そうですね、今はまだビジネス英語を覚えるのに必死です」

「最初は白鳥さんが出張に即行くのにびっくりしたわ、いつもなら三浦さんと行くのに…だから社長の好みで白鳥さんを連れていくのかと思ったの、だって白鳥さんて社長のドタイプなんだもの」

「えっ?」

万珠は照れて頬が赤くなった。

「だから、それだけで連れていくのかと最初は反対したの、感じが悪かったと思うわ、ごめんね」

「いえ、自分もびっくりしたので…」

「三浦さんが白鳥さんは英語が話せるので秘書課に入れましたって聞いて納得したわ」

「私、インターナショナルスクールだったんです」

「そうなのね、小さい時から話せたんだ」

「はい、あと大学でフランス語を専攻していて、軽くなら」

お肉が運ばれてきてしばらく焼く事に集中した。
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