履歴書からの一目惚れ〜若き社長は小悪魔メイクがお気に入り〜

えっ、昨日って…慧くんが行った食事会の事?2人もいたんだ…

そういえば昨日のスマホはプライベート用だった。

慧介はプライベートと仕事用と2台持っている。

仕事用はレザーの手帳型で名刺が入れてある。

プライベート用は手帳型ではなく透明ケースに実家で飼っている犬の写真をいれてあるのだ。

それに三浦さんの登録が恭汰さんと名前になっていた。

昨日は仕事じゃなくプライベートの飲み会…じゃないと慧くんが予定を忘れるなんておかしいと思ったんだよね。

安達さんはお茶を入れる為に席を外した。

「昨日…」

三浦さんが話しかけてきた。

「社長と一緒にいらっしゃいましたよね?」

「…はい」

「多分社長は言わないと思うので簡単に言っておきます」

万珠は三浦を見た。

「まず、食事会は定期的に行われてます、といってもそれぞれ仕事の予定があるので…最初は今日でしたが都合がつかなくて、昨日の遅い時間になってしまいました」

「はい」

「多分社長はLINEを見て、スケジュール変更を入れ忘れたのでしょう、それかよっぽど白鳥さんとの約束が頭の中をしめていたのでしょう」

「あの、その会議は社長が食事の場所とかを決めるんですか?」

「いえ、バラバラですね」

社長じゃなかったんだ、自分で集めておいて、忘れるなら社長はよっぽど疲れてると万珠は思ったのだ。

「三浦さんから見て、私は社長の側にいない方がいいと思いますか?」

「…それは思いません、今朝も眠そうではありませんでしたし」

万珠はホッとした。

ドアが開いて社長が入ってきた。

「おはようございます」

万珠は挨拶をした。

「おはよう、安達は?」

「もう戻ってくるかと…」

三浦さんが言うと安達さんが戻ってきた。
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