履歴書からの一目惚れ〜若き社長は小悪魔メイクがお気に入り〜
「社長はお忙しいんですからモデルのお仕事は程々にお願いしますよ」
「楽しいからさ、だから副業OKにしてるし社員にも休みの日は好きな事をやってもらいたい」
「白鳥さんには何を引き継ぎましょうか?」
「そうだなぁ…次の海外出張に連れて行ってみて、英語がどれだけ話せるかを見てみたいかな、早いか?」
慧介は万珠の履歴書をデスクで見ていた。
「面接では挨拶は出来ましたけど、ビジネス英語を覚えてもらえると助かりますね」
「まあな、白鳥を秘書課にしたのはインターナショナルスクールの出身だったのと、顔…あっ、いや、会社で言うのはダメだな、すまない」
「白鳥さんに何故自分が秘書課なんだと聞かれたんですが、理由は言えないと言ってるのでくれぐれもはっきりと顔などと他の所では言わないでくださいよ!」
「恭汰さんにしか言わないし(笑)」
「全くもう…ヒヤヒヤします、仕事とプライベートはわけてください」
そう言うと三浦は社長室から出ていった。
スーツの内ポケットからバイブの振動が鳴り緑川は電話に出た。
「はい、爽平さん?お久しぶりです、はい、はい日曜日の時間変更?大丈夫ですよ、はい、じゃあ15時にスタジオで…」
電話を切ると日曜日の予定を13時から15時に変更してスマホのスケジュールに打ち込んだ。
日曜日は行きつけのHair Salon NUAGE(ニュアージュ)のホームページの撮影が予定に入っていた。
今の髪型と髪色もカリスマ美容師の爽平さんに切ってもらったものでとても気に入ってる。
日曜日の撮影に合わせて帰国してすぐに美容院に行ったばかりだ。
久しぶりのモデルの仕事が楽しみだ。