履歴書からの一目惚れ〜若き社長は小悪魔メイクがお気に入り〜
親友から貰った物
2人は昼前までぐっすり眠り、着替えをしたいという万珠の為に万珠のマンションまで送っていった。
「ここか…」
「うん」
「都心からは離れているがちゃんとオートロックだし、女性専用っていうのが両親が安心する要素だな」
「一応警備員さんもいるの、だから慧くんは入れません(笑)」
「なるほど、じゃあ楽しんでこいよな、連絡くれたら迎えに行く」
「ありがとう」
万珠は慧介とわかれて自分のマンションに戻ってきた。
とりあえず洗濯物を回して、ベッドに横になり少しゴロゴロと休む万珠。
慧介の家でもソファで横になってしまう万珠は凄く居心地が良くて普通に昨日も泊まってしまった。
万珠が男の人の家に外泊するなんて…2ヶ月で凄い生活の変化に少し疲れていた。
洗濯機の音が止まり部屋干しをする。
とりあえず見えない袋に下着の上下と私服を2枚入れ、万珠は大学時代の親友と会うために渋谷へ向かった。
待ち合わせのカフェに先に来ていた万珠の友達、小岩井小夜(こいわいさよ)が万珠の姿を見つけると軽く手を振った。
小夜とは大学の講義が一緒でよく遊んでいた友達だ。
大学では4人でいることが多かったが今日集まれたのは2人。
「久しぶりだね〜」
「うん!」
「仕事は慣れた?」
「うーん、まだかな、小夜は?」
「私も覚える事が多くてね」
小夜は銀行に勤めている。
「これ、ゴールデンウィークのお土産」
小夜はお守りをくれた。
「ありがとう、どこに行ったの?」
「京都!」
「凄い人だったでしょ?」
「うん、人ばっかり(笑)」
万珠も旅行は誘われてはいたが撮影が入っていて日程が合わず、小夜と友達の夏海(なつみ)で行ってきたのは知っていた。
万珠がお土産を開けると縁結びの神様のお守りだった。
「ありがとう(笑)」