履歴書からの一目惚れ〜若き社長は小悪魔メイクがお気に入り〜

その後2人は買い物に行き、出張に必要な物を買っていく。

まずは大きいスーツケースを選んでくれた。

「あとさ、歓迎でディナーパーティーを開いてくれるらしいからカジュアルなドレスもいるな」

「パーティー?」

「うん、日本でいうホームパーティーかな、でも飲んで騒ぐという感じではなくて、俺も前に招待してもらって凄く良かった」

慧介にフランス出張の準備をしてもらい夕食はテイクアウトしてマンションで食べることに…

「2週間か…」

ハンバーガーを食べながら万珠は呟いた。

「不安か?」

「まあ、旅行じゃないからね、やっぱり緊張はする」

「俺も緊張してる」

「慧くんが?」

「もちろんさ、何かもっと勉強が必要だと思うし、経営の事も、語学も…今度の仕事はデカイからな」

「本当に万珠が行っていいの?」

「万珠といると落ち着くからな(笑)」

「慧くん…」

「三浦と行くと安心はあるけど、自分の無知さに腹が立つんだ、もちろん頼りにはしてるよ、もうひと踏ん張りだ」

そう言うと慧介はハンバーガーを口に入れ、包み紙をくしゃっと握りしめた。

じっと万珠が自分の方を見ているのに気づくと

「心配するな」と万珠を抱きしめてくれた。

「うん、大丈夫だよ、きっと慧くんなら…」

万珠もぎゅっと抱きついて慧介の肩にもたれかかる。

「明日も早い、寝るか」

「うん」

万珠は慧介の部屋に運んでもらう為に首に手を回した。

お姫様抱っこをしてもらい軽くキスをしながら寝室に消えていった。
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