履歴書からの一目惚れ〜若き社長は小悪魔メイクがお気に入り〜
海外出張へ

2人は成田空港に来ていた。

搭乗手続きをすませ、飛行機に乗り込む。

「長い旅だが…万珠に話しておきたいことがある…」

飛行機が飛び立つと今回の出張の理由をやっと教えてくれたのだ。

万珠は慧くんに英語でのサポートをするだけなのかと思っていたが、情報漏えいの為に万珠にも黙っていて、ゆっくり分かりやすく話してくれた。

「えっ、慧くん、やっぱり万珠より三浦さんじゃない?」

「三浦には関西に行ってもらう、例の小規模商業施設の件でな」

「秘書なのに?」

「うーん、まだ営業に任せられないというか…出店が決まればもちろん動いてもらうがそこはやっぱり経験がいる」

「そうなんだ…」

「機内食が終わったら着くまで寝ような」

「うん」


パリのシャルル・ド・ゴール空港に到着した2人は空港で椿さんを見つけた。

「椿さん、よろしくお願いします」

軽いハグをかわし椿さんの家に1度向かい、フランス人のご主人とも挨拶をして軽い食事を出してくれた。

万珠もフランス語でご主人と挨拶をして、歓迎された。

オペラ地区のホテルに滞在する予定で少し観光も出来るゆっくりとした時間を予定している。

フランスの会社は10時出社で昼休みも2時間、18時退社というゆったりまったりと日本企業とは違う働き方だ。

「cuteも昼休み2時間にしたいくらいだ(笑)」

「いいね、お昼寝出来そう(笑)でも仕事しちゃう人もいるだろうな」

「1時間半でもいいな、なるべく定時に帰らせてあげたいけどなー」


「万珠さん」

「はい」

「一緒に買い物に行かない?」

椿さんから誘われた。

「行ってもいい?」

「いいよ、行っておいで」

万珠は椿さんに着いていくことにした。
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