女神イリオネスのバイオリン
 ヘローラは気づくように語りました。

「そうだイリオネス。丁度容姿もあなたと、同じぐらい。どうでしょう。一緒に遊び、注意してもらえませんか」

「私がですか? そんなアフディーは十二神。私のような身分が共に遊び、注意など」

 手を前に出し、首を振るイリオネスにへローラは、微笑み答えます。

「遠い昔、空と海がまだ一つだった頃、二人は同じ光から生まれた姉妹みたいなもの。どうです私の願いを聞いてもらえませんか?」

 イリオネスは深く考えました。

「願い。……それは依頼ですね。わかりました。私はあなた達に使える身。女神アフディーにこれ以上、悪戯をしないよう。頼んでみます」

 かしこまるイリオネスの決意の間も、最高神ゼオスは、盆栽に顔をくっつけ、涙目で格闘していました。
 
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