極貧孤児に転生したので、親を探して文句を言おうと思う
 私たちが姿を見せると、物陰からちらほらとひとが集まり出す。
 やはり、助けを必要としている人は多いようだ。

「さあ、治療が可能な者は診療台で医者にかかれない方たちの容態を見てあげるように。炊き出しチームは滋養にいいものを調理し、住民達を元気付けましょう」
「「はいっ!」」

 責任者としてきびきびと指示を出すミシェル班長に、元気よく従う聖女たち。
 それに倣いたいところだけど、まだ役割を持たない新人の私たちは手持無沙汰で佇む。そこでポピアが誰にも気付かれないようこっそり囁きかけてきた。

(ねえシーリ、かえって邪魔になっちゃいそうだし~。ね……ここは、先輩たちの活躍を陰から見学させてもらっちゃわなーい?)
(あのねぇ……)

 持ち前のサボリ癖を発揮せんとしたポピアに私は頭を抑えた。
 だが、そんな懲りない彼女を見逃すほど全能の女神様はお優しくない。

「ポ・ピ・アちゃ~ん?」
「ひぅ⁉」
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