極貧孤児に転生したので、親を探して文句を言おうと思う
あれって、こないだ大聖堂でアルベール様が探してた少年だよね。
こんなところに連れてくるなんて、相当お偉い貴族の息子さんなんだろうか。
美形がふたり並ぶあの一角だけ、スポットライトが当たってるみたいに眩しい。
他にもつい物珍しく、私はお上りさんよろしくきょろきょろ周りを見渡してしまった。するともうひとつ、とある一角に異彩を放つ一団が。
人数は少ないけど――ひっそりと佇む黒装束の人々がこちらの関心を惹き付ける。
「ねえ、ポピア。あれどこの人? 王国ではあんまり見ない衣装な気が……」
するとポピアはあわわと口に手を当て、私の顔の向きをぐいっと変える。
「ダメダメ! あれ、多分お隣の魔帝国のお偉いさんだっ! じろじろ見たら魔女に呪いを掛けられちゃうよ!」
「え、そうなの?」
私はよく知らないけど、普段能天気なポピアがこんなに怯えるくらい怖い人たちなのかな。確か座学でちょっとだけ齧ったけど、彼らと戦いがあった時代もあったらしいし……。
こんなところに連れてくるなんて、相当お偉い貴族の息子さんなんだろうか。
美形がふたり並ぶあの一角だけ、スポットライトが当たってるみたいに眩しい。
他にもつい物珍しく、私はお上りさんよろしくきょろきょろ周りを見渡してしまった。するともうひとつ、とある一角に異彩を放つ一団が。
人数は少ないけど――ひっそりと佇む黒装束の人々がこちらの関心を惹き付ける。
「ねえ、ポピア。あれどこの人? 王国ではあんまり見ない衣装な気が……」
するとポピアはあわわと口に手を当て、私の顔の向きをぐいっと変える。
「ダメダメ! あれ、多分お隣の魔帝国のお偉いさんだっ! じろじろ見たら魔女に呪いを掛けられちゃうよ!」
「え、そうなの?」
私はよく知らないけど、普段能天気なポピアがこんなに怯えるくらい怖い人たちなのかな。確か座学でちょっとだけ齧ったけど、彼らと戦いがあった時代もあったらしいし……。