極貧孤児に転生したので、親を探して文句を言おうと思う
てっきり勘違いしていた私に多くは語らず、「では、参りましょう」とルイーゼ様は先に立ち場所を移しだす。
殿下はこちらをちらりと見て後に続き、私は不安ながらもアルベール様の隣りに付いてゆく。
「あ、あの……。今からどちらに?」
「心配せずとも、目的地はこの上さ」
彼が天井を指差した通り……ルイーゼ様は大聖殿の昇降台に私たちを乗せ、最上階の三階へと運んだ。道すがら彼女から、もうすぐ直面することになる出来事の概要が明かされてゆく。
「ふふ。あなたからすれば、ここにいることが不思議でならないでしょうね。でも……私たちは以前からあなたとの出会いを楽しみにしていたわ。三乙女のひとり、“知”を司るマールの予言によって」
「予言……まさか、未来予知ってやつですか⁉」
知の乙女――確かルイーゼ様と同じ壇上に立った、緑の短髪の女性のことだ。
まさか聖女とはいえ、そんな荒唐無稽な能力まで扱える人がいるとは――目を瞬かせた私の反応に、ルイーゼ様はくすりと笑った。
殿下はこちらをちらりと見て後に続き、私は不安ながらもアルベール様の隣りに付いてゆく。
「あ、あの……。今からどちらに?」
「心配せずとも、目的地はこの上さ」
彼が天井を指差した通り……ルイーゼ様は大聖殿の昇降台に私たちを乗せ、最上階の三階へと運んだ。道すがら彼女から、もうすぐ直面することになる出来事の概要が明かされてゆく。
「ふふ。あなたからすれば、ここにいることが不思議でならないでしょうね。でも……私たちは以前からあなたとの出会いを楽しみにしていたわ。三乙女のひとり、“知”を司るマールの予言によって」
「予言……まさか、未来予知ってやつですか⁉」
知の乙女――確かルイーゼ様と同じ壇上に立った、緑の短髪の女性のことだ。
まさか聖女とはいえ、そんな荒唐無稽な能力まで扱える人がいるとは――目を瞬かせた私の反応に、ルイーゼ様はくすりと笑った。