極貧孤児に転生したので、親を探して文句を言おうと思う
 そして彼が次に告げた内容に、私は息を呑んだ。

「母上がこんな目に合ってるのも、貴様らが不甲斐ないせいなんだぞ!」
「……え?」

 時が凍ったように。
 私は硬直したまま、視線だけをベッドの上に移す。

 王妃の表情は苦痛そのもの。額に皺をよせげっそりと痩せこけたその様は……まるでどうしようもない何かに、ずっと立ち向かわされているような。

 ルイーゼ様が静かに口を開いた。

「殿下。どうか咎めは私に。全ての聖女の力不足は、統括する立場の我々に責任がございます。彼女たちにはそのことを思い遣るどころか、知る権利すら与えられていないのですから」

 だが、そんな諫めも殿下の怒りを激しくさせてしまうばかりだった。
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