極貧孤児に転生したので、親を探して文句を言おうと思う
殿下の肩を掴み、強引に目を合わさせた。
彼が今抱えている苦しみの大きさは、親の顔も知らない私には計り知れない。
でも、ここでこうやって自分の殻に閉じこもり……弱りゆく母親を看取るまで他人に背を向けていたら、その後悔は彼の将来に必ず暗い影を落とす。
「まだ時間はあるはずです。ルイーゼ様達と一緒にできることを探しましょう。私にも、できるだけのことをやらせてください。突飛な発想と諦めの悪さには、結構自信があるんです」
私は殿下の身体の上からどくと、なるだけ明るく見えるよう笑みを浮かべて見せた。
どういう未来の元、ルイーゼ様が私をこうして彼らと引き合わせたかはまだ分からない。けれど、そこには何かの希望の種があるはずだ。だったら今はそれを探り当てるだけ。
「――――……ふんっ、確かに図太そうな顔をしておる」
しばらく顔を俯けたままだった殿下だが……ある時しっかりとこちらを見ると、尊大さを取り戻した様子で言う。
彼が今抱えている苦しみの大きさは、親の顔も知らない私には計り知れない。
でも、ここでこうやって自分の殻に閉じこもり……弱りゆく母親を看取るまで他人に背を向けていたら、その後悔は彼の将来に必ず暗い影を落とす。
「まだ時間はあるはずです。ルイーゼ様達と一緒にできることを探しましょう。私にも、できるだけのことをやらせてください。突飛な発想と諦めの悪さには、結構自信があるんです」
私は殿下の身体の上からどくと、なるだけ明るく見えるよう笑みを浮かべて見せた。
どういう未来の元、ルイーゼ様が私をこうして彼らと引き合わせたかはまだ分からない。けれど、そこには何かの希望の種があるはずだ。だったら今はそれを探り当てるだけ。
「――――……ふんっ、確かに図太そうな顔をしておる」
しばらく顔を俯けたままだった殿下だが……ある時しっかりとこちらを見ると、尊大さを取り戻した様子で言う。