極貧孤児に転生したので、親を探して文句を言おうと思う
「だが、お前の言葉は不思議と心に響いた。お前、シーリと言ったな。どうか……何もできないオレの代わりに母上をお救いして差し上げてくれ。この通りだ」

 そしてその後、ぐいと袖口で涙を拭い、真摯な表情で頭を下げてくれた。

「――はい。諦めずに全力で、方法を探しましょう」

 約束すると、私は彼の手を引いて立ち上がらせ、しっかりと握手した。
 結末はわからない……でもやらなくちゃ。例え私なんかの手に負えない難題でも、色んな人の知恵を借りることができれば、何かの活路はきっと開ける。

 誰かが言っていた。想像できることはすべて実現可能なことだって。

 ならば……聖女が奇跡を起こせるこんな世界なんだ、希望のヒントは絶対にどこかに転がってるはず。

 突破口を見つけ、絶対に起こしてみせる……本物の奇跡を‼
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