極貧孤児に転生したので、親を探して文句を言おうと思う
そして【世界書】とは――私が入室時に釘付けにされた、あの妙なオブジェ型の書物のこと。
分類としては特殊型にあたる奇跡の力で王妃様は【世界書】を――五百年近く前から存在し、世界の在り方と密接な関りがあるという例の書物を、ずっと保護してきたのだという。
だが、所詮この世にある万物は永遠たりえない。歴代の聖女が奇跡を駆使し維持してきた末、書はいよいよ限界に達しようとしていた。
元々、王妃様がいなければすでに風化していてもおかしくはなかったのだ。
そして……頼みの彼女ももう年齢が四十に近づき、聖女としての力も失われかけている。
それでも命を捨てる覚悟で、ここ数年は自らの身体と世界書、両方を封印の力で維持してきたが、いよいよ衰弱が激しくなってきた。このままでは……王妃様の命が尽きると同時に、世界書も封印から解かれて崩壊し、世界にどんな影響が起きるのかわからない。
最悪――世の中の全てが一瞬にして無に帰す。
そんな事態を起こさせないため、ルイーゼ様を始めとした限られた人たちは、一刻も早くこの状況を打開できる力、または技術を探し王国中をから知識を集めているというわけなのだった――。
分類としては特殊型にあたる奇跡の力で王妃様は【世界書】を――五百年近く前から存在し、世界の在り方と密接な関りがあるという例の書物を、ずっと保護してきたのだという。
だが、所詮この世にある万物は永遠たりえない。歴代の聖女が奇跡を駆使し維持してきた末、書はいよいよ限界に達しようとしていた。
元々、王妃様がいなければすでに風化していてもおかしくはなかったのだ。
そして……頼みの彼女ももう年齢が四十に近づき、聖女としての力も失われかけている。
それでも命を捨てる覚悟で、ここ数年は自らの身体と世界書、両方を封印の力で維持してきたが、いよいよ衰弱が激しくなってきた。このままでは……王妃様の命が尽きると同時に、世界書も封印から解かれて崩壊し、世界にどんな影響が起きるのかわからない。
最悪――世の中の全てが一瞬にして無に帰す。
そんな事態を起こさせないため、ルイーゼ様を始めとした限られた人たちは、一刻も早くこの状況を打開できる力、または技術を探し王国中をから知識を集めているというわけなのだった――。