極貧孤児に転生したので、親を探して文句を言おうと思う
討伐チームの聖女たちの末席には、堂々と座るすまし顔の侯爵令嬢が。黄雛菊級に昇格していたとはいえ、どうしてわざわざ危険を伴うこんな場所に?
(まさか、私と張り合おうとか、そういうわけじゃないよね?)
さすがにそんなバカな理由で自分の身を危険には晒すまい。
いつもの取り巻きはいないようだが、なぜだか隣にはリナの姿もあった。ちらちらとそちら側を見ても、彼女たちが私を気にする様子はない。
「あの侯爵令嬢と何かあったのか?」
「……いえ」
今話すことではないので、マール様の問いには口を噤む。
周りには他の聖女もいるし、さすがにこんな大きな討伐作戦中に突っかかってくれば、下手なお咎めでは済まないはずだ。
大丈夫、何も起こるはずがない――そう決め込むと、私は背筋を正し作戦会議に集中した。
「では責任者も揃ったし、ここに作戦会議を始める」
(まさか、私と張り合おうとか、そういうわけじゃないよね?)
さすがにそんなバカな理由で自分の身を危険には晒すまい。
いつもの取り巻きはいないようだが、なぜだか隣にはリナの姿もあった。ちらちらとそちら側を見ても、彼女たちが私を気にする様子はない。
「あの侯爵令嬢と何かあったのか?」
「……いえ」
今話すことではないので、マール様の問いには口を噤む。
周りには他の聖女もいるし、さすがにこんな大きな討伐作戦中に突っかかってくれば、下手なお咎めでは済まないはずだ。
大丈夫、何も起こるはずがない――そう決め込むと、私は背筋を正し作戦会議に集中した。
「では責任者も揃ったし、ここに作戦会議を始める」