極貧孤児に転生したので、親を探して文句を言おうと思う
「あなたが自分で自分を理解してあげないなら、誰かが言わないと。あなたはいつだって……どうせ誰も助けてくれない、最後の始末は自分でつけるなんて思ってる。聖女に関すること以外は」
「そんな……」
「そしてそれがダメならもう仕方ない、諦めるしかないって思ってるんでしょ。こんな打ち明け話をしたのもその証拠。私がたまたま、自分にできないことをできる聖女だったから。無意識に助けを求めようとしたんです」
聖女>自分>その他――そんな図式が彼の中では完全にできあがっていて。
そのことに日々劣等感を感じていた上、母親の窮地が重なって心の許容範囲を越えてしまった。だからこんな回りくどいやり方で、条件に合う私に相談してきたんじゃないだろうか。
「そう……なのかな」
自覚でも湧いて来たのか、ショックを受けたように黙り込む彼を私は諭した。
「自分の心すら守れない人に、他人を守るなんてできませんよ。あなたにも、少し落ち着いて周りのことを見直す時間が必要なんでしょう」
「そんな……」
「そしてそれがダメならもう仕方ない、諦めるしかないって思ってるんでしょ。こんな打ち明け話をしたのもその証拠。私がたまたま、自分にできないことをできる聖女だったから。無意識に助けを求めようとしたんです」
聖女>自分>その他――そんな図式が彼の中では完全にできあがっていて。
そのことに日々劣等感を感じていた上、母親の窮地が重なって心の許容範囲を越えてしまった。だからこんな回りくどいやり方で、条件に合う私に相談してきたんじゃないだろうか。
「そう……なのかな」
自覚でも湧いて来たのか、ショックを受けたように黙り込む彼を私は諭した。
「自分の心すら守れない人に、他人を守るなんてできませんよ。あなたにも、少し落ち着いて周りのことを見直す時間が必要なんでしょう」