極貧孤児に転生したので、親を探して文句を言おうと思う
 その言葉に、私はつい黙っていられずに言い返した。

「そんなのおかしい! 生まれつき何も持たない私たちから、努力する権利まで奪うの⁉ 人は誰だって、夢を見る権利があるはずよ! それが許されない仕組みなんて、絶対に間違ってる!」

 私たちの視線は激しく交わり、お互いの怒りをぶつけ合った。
 アンジェリカは憎しみに顔を歪め、断言する。

「心を入れ替え、生涯私に尽くすというなら、命だけは助けてやってもよかったのに。お前は私の尊厳を傷つけ過ぎた……ここで、殺す!」

 やれ――その命を受けた魔女たちが、腕をこちらに向けた。咄嗟に私は奇跡で盾を作り、彼女らが打ち出したものを防ぐ。氷や石の矢――やはり……魔法を使うのだと判断してよさそうだ。

 後ろのメナだけは、聖女同士の争いを楽しむよう静観している。私は魔女たちの攻撃を防ぎながらじりじりと後退した。それにしても――。

(いくらなんでも、ためらいが無さ過ぎない? 私のしたことは、こんなにも恨みを買うほどだった……?)
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