極貧孤児に転生したので、親を探して文句を言おうと思う
私は無我夢中で横合いからリオンを突き飛ばすと、反射的に聖杖を魔物に叩きこむ。
「ウゥゥゥゥゥ――!」
するとやつは奇妙な唸り声を発し、ぶるっと震え巻き取っていたクワを落とした。半分溶けた刃先が畑に刺さり、ゾッとしながらも私は子どもたちに再度叫ぶ。
「野菜守ってあんたたちが怪我したら意味ないでしょ! 私に任せてとっとと逃げなさい!」
だが、リオンはその場から動こうとせず、震え声で伝えてくる。
「ご、ごめん姉さん……立てない。腰、抜けちゃった……」
「はぁ⁉ 根性みせてよ!」
魔物を怯ませさっさと彼らを連れ帰る算段が一気に崩れてしまった。その間にも、やつはじりじりとこちらへにじり寄り――。
「きゃっ! 来ないで!」
伸ばした触手で杖を絡め取ると、綱引き状態に。
やはり、聖なる杖だから簡単に取り込まれはしないけど、一方大したダメージも与えられない。このままじゃ、どうしようも――。
「ウゥゥゥゥゥ――!」
するとやつは奇妙な唸り声を発し、ぶるっと震え巻き取っていたクワを落とした。半分溶けた刃先が畑に刺さり、ゾッとしながらも私は子どもたちに再度叫ぶ。
「野菜守ってあんたたちが怪我したら意味ないでしょ! 私に任せてとっとと逃げなさい!」
だが、リオンはその場から動こうとせず、震え声で伝えてくる。
「ご、ごめん姉さん……立てない。腰、抜けちゃった……」
「はぁ⁉ 根性みせてよ!」
魔物を怯ませさっさと彼らを連れ帰る算段が一気に崩れてしまった。その間にも、やつはじりじりとこちらへにじり寄り――。
「きゃっ! 来ないで!」
伸ばした触手で杖を絡め取ると、綱引き状態に。
やはり、聖なる杖だから簡単に取り込まれはしないけど、一方大したダメージも与えられない。このままじゃ、どうしようも――。