極貧孤児に転生したので、親を探して文句を言おうと思う
こちらに構う余裕すらないのだろう。マール様は大声を張り上げ集まっていた聖女を散開させると、空へ飛び立つ。
今できることはなんなのか……私は必死に頭を悩ます。
改めて魔物を仰ぎ見るが……巨大すぎだ。青空を隠すようなサイズのあんなやつ、私ひとりの力が加わったくらいで影響を与えられる規模じゃない。
どうしてか、使い果たした聖力はほとんど回復していたが……さっきアンジェリカに対抗した時のような力は出せそうにない。あの不思議な声が、今聞こえればいいのに……!
(考えなきゃ……別の方法を。そうだ――魔物自体がどうにかできないなら、追い返すってのはどう?)
そこで目を付けたのは、魔物の頭上に開いたままの巨大な黒い亀裂。やつらの出入り口となった部分だ。
私は地面を走り、地上から魔物に向かって光球を乱射するマール様へ叫んだ。
「マール様ぁ~! あの穴って、いつも討伐した時どうなってるんですか⁉」
「お前、まだうろちょろしていたのか⁉ あれはやつらが消えるまであのままで、本体を倒すとたちどころに消滅する! 関係ないことを聞いてないで早く下がれ!」
今できることはなんなのか……私は必死に頭を悩ます。
改めて魔物を仰ぎ見るが……巨大すぎだ。青空を隠すようなサイズのあんなやつ、私ひとりの力が加わったくらいで影響を与えられる規模じゃない。
どうしてか、使い果たした聖力はほとんど回復していたが……さっきアンジェリカに対抗した時のような力は出せそうにない。あの不思議な声が、今聞こえればいいのに……!
(考えなきゃ……別の方法を。そうだ――魔物自体がどうにかできないなら、追い返すってのはどう?)
そこで目を付けたのは、魔物の頭上に開いたままの巨大な黒い亀裂。やつらの出入り口となった部分だ。
私は地面を走り、地上から魔物に向かって光球を乱射するマール様へ叫んだ。
「マール様ぁ~! あの穴って、いつも討伐した時どうなってるんですか⁉」
「お前、まだうろちょろしていたのか⁉ あれはやつらが消えるまであのままで、本体を倒すとたちどころに消滅する! 関係ないことを聞いてないで早く下がれ!」