極貧孤児に転生したので、親を探して文句を言おうと思う
「痛っ!」

 バチッ、と電気に触れたような感触が返る。傷は負わなかったりしろ、感じたのは明確な拒絶……。だけど、手掛かりはあった。

(ちょっとだけ存在感が薄くなった? なら……もっと試してみる!)

 触れた部分がすうっと狭まり、元の空の青に戻った気がする。それを見た私はこの穴を塞ぐ、というイメージの下……聖力による紙を使い慣れた細切れの形に変換し、端から覆ってゆく。

「ん、うう、く~っ……」

 効果はありそうだけど、しかし、途方もない作業だ。なにせ、何百、何千人の人を丸ごと包めるくらいの穴。せっかく回復した力でも、足りるかどうか……。

(せめて、協力してくれる人がもうひとりいてくれたら……)

 戻ってこの推測を伝えるにも時間がかかる。そんなことしてる間にも、皆が……!
 その時だった、迷う私の眼下から、ものすごい勢いでふたつの人影が急浮上してきたのは……。
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