極貧孤児に転生したので、親を探して文句を言おうと思う
◇
「シーリ、何やってんの⁉ 目が覚めたら滅茶苦茶なことになってるじゃない!」
「急に魔物の動きが鈍り始めたが、お前のせいか⁉」
(よかったぁ……ポピア、身体に異常はないみたい)
さっきまでどれだけ騒ぎが起きてても目を覚まさなかった我が友が、杖に跨るマール様の背中に掴まってわーわーと騒いでる。それにしてもあの法具、空中浮遊の効果まで発揮できたんだね。びっくりだ。
ふたりの聖女が合流してくれたのは心強い。それを見て私は喉の奥から叫んだ。
「手を貸してください! 多分……あの真下の黒いのって、魔物の本体じゃないんです! あいつを倒して消えたように見えても、それは見せかけだけ! この穴を、聖力を当てて塞がなきゃ!」
「なんだと⁉ ……にわかには信じ難いが」
マール様は、真下の状況を見やりつつ思案する。そこへポピアが手を挙げた。
「ハイハイっ、シーリが言うんなら間違いないっ! あたしがやりますっ! こちとら、かぎ裂きほつれを直すのはお手の物なんで!」
「シーリ、何やってんの⁉ 目が覚めたら滅茶苦茶なことになってるじゃない!」
「急に魔物の動きが鈍り始めたが、お前のせいか⁉」
(よかったぁ……ポピア、身体に異常はないみたい)
さっきまでどれだけ騒ぎが起きてても目を覚まさなかった我が友が、杖に跨るマール様の背中に掴まってわーわーと騒いでる。それにしてもあの法具、空中浮遊の効果まで発揮できたんだね。びっくりだ。
ふたりの聖女が合流してくれたのは心強い。それを見て私は喉の奥から叫んだ。
「手を貸してください! 多分……あの真下の黒いのって、魔物の本体じゃないんです! あいつを倒して消えたように見えても、それは見せかけだけ! この穴を、聖力を当てて塞がなきゃ!」
「なんだと⁉ ……にわかには信じ難いが」
マール様は、真下の状況を見やりつつ思案する。そこへポピアが手を挙げた。
「ハイハイっ、シーリが言うんなら間違いないっ! あたしがやりますっ! こちとら、かぎ裂きほつれを直すのはお手の物なんで!」