極貧孤児に転生したので、親を探して文句を言おうと思う
「「や……」」

 ……消滅、した。

「や、やったぁ!」
「す、すごい……。シーリ……すごいよ! あたしたち、あんなに大きな魔物をやっつけたんだ!」

 それを見下ろしながら、ポピアと喜びを交わし合った瞬間。
 がくり――体が傾く。翼の聖力を使いすぎたせいで浮力が保てず……ああ、落ち――。

「バカ者っ、やり遂げた後の余力くらい残しておけっ」

 キャッチ。落下は途中で止まり。

「ふぅ~、間一髪だったね」

 素早く移動したマール様の杖の上から、ポピアが私の手を両手で掴んでくれていた。

 地上では、半数の兵士は放心し、半数は私たちがやっていたことに気付いたのか、手を振ってくれている。墜落は免れたし、さあ、後は凱旋だけ……。
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