極貧孤児に転生したので、親を探して文句を言おうと思う
「あれ……?」

 なのに、こ、高度がっ……どんどん下がってない?

「悪いが……この杖の最大出力では、二人乗りが限界だな」
「「うそぉっ!」」

 マール様がやけに冷静な顔でぼそりと言う。それって、結局地面へ真っ逆さまって――こと⁉

 私たちがさっと顔色を悪くした途端、杖は傾き、そのまま錐もみ状態で地面へと落下していった。

「「きゃぁぁぁぁ! し、死ぬぅ~!」」
「――大丈夫だ、目を開けて下を見ろっ!」

 だが、さすが金盞花の聖女。こんな事態も彼女の思惑通り。
 すでに救援要請の信号を送ってくれていたのか、できる限り落下位置をコントロールしつつ、人が集まっている場所を指差す。
 そこでは――。
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