極貧孤児に転生したので、親を探して文句を言おうと思う
「お見事でしたよ、聖女様たち!」
「安心して落ちてきてね~! 私たちが受け止めるから!」

 大勢の聖女や兵士が私たちを助けようと待ち構えてくれていて。

 そこかしこに広げられた、テントの布や、聖女の奇跡で作ったクッションの上。
 帰還を待つ彼らの歓声に打たれながら……私たちはまるで飛行機の不時着のようにふらふらと落ちてゆく――。

(ふう、よかった。誰も……失わずに済んだんだ)

 トラブル続きの本作戦だったけど……終わってみれば収穫は非常に大きなものとなった。空間にできた亀裂を閉じたことで、世界書に生じた黒ずみにも、おそらくなんらかの変化が起きただろう。それを調べることで、王妃を救う方法にも大きく近づけるはず。

 アンジェリカもあんなことになってしばらく身動きは取れないと思うし。魔女メナの件に関しては、またゆくゆく考えないといけないけれど……。

「――そろそろ限界だ。お前ら、うまく助けてもらえよ」
「ええっ⁉」「そんな無責任な!」
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