極貧孤児に転生したので、親を探して文句を言おうと思う
振り向いた私の目に倒れ込んだふたりの子供たちが映った。さっきの光で気を失っている⁉
「リオン、ロロ、早く起きて! 逃げるよ!」
「うっ……姉さん。どうなった……?」「ふぇぇ、まぶちい……」
揺り起こしたふたりの動きは鈍く、リオンに至ってはろくに立ち上がれない。魔物との綱引きで、子どもふたり担いで逃げ出せるほどの余力なんて残ってないのに……。聖杖をぐっと前に突き出し、彼らが回復するまでせめて時間を稼ぐ。
そこで杖が今も淡い光を纏っていることに気付いた。なんとかもう一発、さっきのをお見舞いしてやれないか――私はがむしゃらに杖を振り回す。
「えい、それっ……出でよ、光っ!」
だが当然、そう何度も奇跡は起こってくれない。
マヌケポーズで杖をかざした私のもとに、魔物の触手がゆっくりと迫る。
「な、何でもいいから出てってば! 光線、武器、エトセトラーッ!」
パニクる私が喚く間に、ついに聖杖の先端が掴まれた。黒い触手が柄を伝い握りの部分まで伸びてくる。またしてもピンチ。
「リオン、ロロ、早く起きて! 逃げるよ!」
「うっ……姉さん。どうなった……?」「ふぇぇ、まぶちい……」
揺り起こしたふたりの動きは鈍く、リオンに至ってはろくに立ち上がれない。魔物との綱引きで、子どもふたり担いで逃げ出せるほどの余力なんて残ってないのに……。聖杖をぐっと前に突き出し、彼らが回復するまでせめて時間を稼ぐ。
そこで杖が今も淡い光を纏っていることに気付いた。なんとかもう一発、さっきのをお見舞いしてやれないか――私はがむしゃらに杖を振り回す。
「えい、それっ……出でよ、光っ!」
だが当然、そう何度も奇跡は起こってくれない。
マヌケポーズで杖をかざした私のもとに、魔物の触手がゆっくりと迫る。
「な、何でもいいから出てってば! 光線、武器、エトセトラーッ!」
パニクる私が喚く間に、ついに聖杖の先端が掴まれた。黒い触手が柄を伝い握りの部分まで伸びてくる。またしてもピンチ。