極貧孤児に転生したので、親を探して文句を言おうと思う
いや、そもそも……封印って何を指すんだろう。やや混乱しかけた頭の中でそれが閃いたのは、まさに天啓と言えた。
「そうだ! 殿下の奇跡で、王妃様の封印に干渉することはできないのですか?」
そういえば、リナが母親の奇跡をそのまま受け継いだという話を前に聞いた。
殿下の受け継いだ奇跡が王妃様からからのものだというのなら、彼女の力に影響を与えられる可能性もあるんじゃないか。
だが殿下は……そんな思い付きをすぐに否定してしまう。
「もちろん試したさ。でも、オレの力は聖女である母上のものよりずっと弱い。封印を解くことおろか、声を届けるすらできないんだ」
殿下が言うには、封印の奇跡は言うなれば、閉じ込める力。対象となるものを器に見立て、それを丸ごと自らの聖力で覆い、遮断する。
対して殿下のお力は、閉じる方に偏っているのだとか。
「オレの奇跡は、対象を指定できない、垂れ流しの欠陥品だ。そんなもので元金盞花の乙女たる母上の封印をどうこうなど、できるはずもない……」
「そうだ! 殿下の奇跡で、王妃様の封印に干渉することはできないのですか?」
そういえば、リナが母親の奇跡をそのまま受け継いだという話を前に聞いた。
殿下の受け継いだ奇跡が王妃様からからのものだというのなら、彼女の力に影響を与えられる可能性もあるんじゃないか。
だが殿下は……そんな思い付きをすぐに否定してしまう。
「もちろん試したさ。でも、オレの力は聖女である母上のものよりずっと弱い。封印を解くことおろか、声を届けるすらできないんだ」
殿下が言うには、封印の奇跡は言うなれば、閉じ込める力。対象となるものを器に見立て、それを丸ごと自らの聖力で覆い、遮断する。
対して殿下のお力は、閉じる方に偏っているのだとか。
「オレの奇跡は、対象を指定できない、垂れ流しの欠陥品だ。そんなもので元金盞花の乙女たる母上の封印をどうこうなど、できるはずもない……」